20170211
美容院のあと自転車で白壁あたりを散歩がてら走る。白壁は江戸時代に武家屋敷だったエリアですが、のちに洋館のお屋敷も建てられ、和洋の古い建物がたくさんあるエリアでもあります。
写真の橦木館は大正末期から昭和にかけて陶磁器商だった井本為三郎の邸宅。洋館の玄関を入ると奥には和室と蔵があって自由に見学できます。今はひな祭りの展示でお雛様がたくさん飾ってありました。
洋館の1階はフェアトレードのカフェになっていて、ランチやケーキも。
でも何より興味深くて見入ってしまったのが、この井本邸の台所。
台所の真ん中にあるガスで炊く羽釜。黒いタイルの中は薪をくべるのでなくガスが引いてあるってことなんだろうな。
そしてガス台の上に乗せて使うオーブン。天火って書いてあります。
ガスに乗せるオーブン、本とかで読んだことはあるけど実物を見るのははじめてだ。
ジェネラル・エレクトリックの冷蔵庫。
今の家電にはないのんびりした輪郭がいいな。
井本家の半纏。紺地に白抜きの文字はアルファベットでIMOTOって書いてある。モダンだなー。
この白壁エリアは他にカフェや生演奏が行われるスペースのある「百花百草」(岡谷鋼機創業者の旧岡谷邸)や日本初の女優である川上貞奴の住んでいた二葉館などもあります。