20180811

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花火といえばほぼ中国製だと思うけど、会社の近くの花火問屋で日本製の花火を見つけました。

どちらも線香花火なんだけど、左側が関西から西の「西の線香花火 スボ手牡丹」右側が東の江戸の線香花火。

スボというのは藁しべだと思うんだけど、西は米作りが盛んで藁が豊富にあったので、藁を使って作ったこのスボ手牡丹が線香花火の原型だそう。で、このスボ手牡丹が西から江戸に伝わる時、江戸では紙漉きが盛んだったので代わりに紙で線香花火を作ったのがこのカラフルなこより状の線香花火、ということらしい。

線香花火の火花の散り方は「牡丹、松葉 、柳、散り菊」というそうですが、牡丹の蕾のように火をつけると先端が丸くなって、松葉で大きく火花が散り、柳で細い線のような火花になり、小さな火の玉が落ちる散り際は菊の花。

確かにそうだなあ。

どちらの線香花火も中国製に押されて一度はすたれた国産の花火を花火問屋さんやメーカーが復活させたものだそうです。

スボ手牡丹は福岡の筒井時正玩具花火製造所、大江戸牡丹は岡崎近くの花火メーカー 三州火工と蔵前の花火問屋 山縣商店のもの。

どちらもAmazonで買えます。